Richard Deckert, Public domain, via Wikimedia Commons
ミズジェネットは、コンゴ民主共和国の北東部でしか見られない、珍しい肉食動物です。
その名の通り、川の近くや小川沿いの常緑の森でくらしています。
ミズジェネットの特徴は何といってもその食性で、ジャコウネコ科の仲間では珍しく、魚や甲殻類を主食とします。
ミズジェネットは、自身の体をその食性に合わせてさまざまに進化させたのではないかと言われています。
足の裏には毛が生えておらず、ぬるぬるしがちな魚を捕えるのに適しています。
そして他のジェネット属の仲間より鋭く尖った歯も、魚を捕獲しやすいように進化したのでは、と言われています。
ちなみにミズジェネットは、後ろ足で立つことができる唯一のジャコウネコ科の仲間と言われています。
これも魚食への適応なのでしょうか?だとすれば、どのように役に立つのか、解明されるのが楽しみです。
ミズジェネットの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
What in the World is a Fishing Genet? | National Geographic(National Geographic)
ミズジェネットは水辺に棲み、水生生物を食べるくせに、水に入るを嫌います。
では、ミズジェネットはどうやって水に濡れることなく魚をゲットするのでしょうか?
百聞は一見に如かず。その答えは動画でご覧ください。
ちなみにこちらの動画ではこの動物をミズジェネットとは明記していません。しかし外観の特徴と魚の捕り方から、ミズジェネットと思われますので、ご紹介させていただきます。
こちらは英語サイトのご紹介です。ミズジェネットは西アフリカでもっとも知られていない動物の一つとも言われており、その繁殖行動など、詳しいことはわかっていません。
しかし水辺でくらし、水生生物を主食として生きるために、他の同じ分類の仲間とは異なる進化を辿ってきたのはまちがいありません。こちらのページでは、そんなミズジェネットの生息地や形態などの情報が掲載されています。
こちらは英語版ウィキペディアでのジョンストンジェネットのページです。ミズジェネットの生息地や形態、生態などが掲載されています。
こちらはあまり情報は多くはありませんが、ミズジェネットと思われる画像が掲載されています。
こちらはミズジェネットの保全状況が掲載されています。ミズジェネットは大変希少な動物とされていたため、長らくIUCNレッドリストでデータ不足とされていましたが、2015年には低リスク種として準絶滅危惧種にカテゴリーされています。
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