http://www.pistoleros.no, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
イヌっぽいけれど実はネコ科のハイエナ。そんなハイエナの中で、最も個体数が少ないといわれているのが、カッショクハイエナです。
暗い褐色の長い体毛が特徴で、アフリカ南部に生息しています。
腐肉を含む動物の死骸を主に食べますが、甲虫類やシロアリ類などの昆虫、鳥類の卵、スイカなどの果実なども食べます。
海辺ではカニ類や魚類、海岸に打ち上げられた海洋哺乳類などを食べるため、海岸で採食することを意味する「Strandwolf(独名およびアフリカーンス語)」「Beach wolf(英名)」という名前がついています。
アードウルフと同じく食べ物は単独で探しますが、死骸などは群れで分配することもあります。
なんと、水分は食物から摂取する分で補えるので、水を飲まなくても平気なんですよ。 骨などが薬用になると信じられていたり、スポーツハンティングの対象とされたり、かわいそうな動物でもあります。
学名は以前はシマハイエナと同属のHyaena brunneaとされましたが、現在はカッショクハイエナ属のParahyaena brunneaとなっています。
カッショクハイエナの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
This Ghost Town Is Home To Africa's Rarest Predator (BBC Earth)
子育てをするカッショクハイエナのお母さん。アフリカ・ナミブ砂漠の片隅のゴーストタウンに住み始めて早15年。水も食べ物も手に入れることが難しいなか、9回も出産、子育てをしてきたベテランです。今日も子供たちのため、30㎞以上も砂漠を歩き続けて食べ物を探します。
あらすじは、こちらの記事でも紹介されています。
カッショクハイエナは情報がほとんどなく、他のハイエナ種、特にシマハイエナと一緒にされている事がほとんどですが、こちらは数少ないカッショクハイエナ単種についての情報が紹介されています。
分かりにくい、カッショクハイエナと他のハイエナ種との違いが、一目でわかって便利です。
カッショクハイエナはほとんど情報がなく、ハイエナ科全体としての記事でもほとんど触れられることが無いなか、この記事ではシマハイエナ属としてですがカッショクハイエナの繁殖や習性といった生態がまとめられています。
残念ながら情報量は少ないですが、4種すべてのハイエナ種が紹介されており、それぞれ違いが分かるように形態や分布、食性などの特徴がシンプルにまとめられています。
とりあえずハイエナについて色々知りたい!ってなったあなたに。名前はどうしてついたの?何を食べているの?といった情報から、ペットとして飼えるの?みたいなマニアックな疑問まで答えてくれます。関連したサイトも多く載っているので、夏休みの自由研究にぴったりかも。
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