ガンビアマングース(Gambian mongoose)は、西アフリカの固有種で、ガンビアからナイジェリアまでのギニアの森林やサバンナに生息するマングースです。 体色は茶色に灰色が入り混じっており、胸、腹、肢の内側は赤みがかってます。喉と首の側面は淡い銀褐色ですが、耳から肩まで走る暗褐色のシマがあります。尻尾の先と肢は黒くなっています。
ガンビアマングースはシママングース属のため、エサや習性などは、ほぼシママングースと同じです。
ガンビアマングースの見分け方は、シママングースの背中にあるような横縞がなく、のどにうす黄色がかった白色があることと、首の両側に狭い黒い帯があることで区別ができます。
雑食で、主にヤスデとカブトムシを食べていますが、他の昆虫、小さな爬虫類、鳥や卵なども食べます。
昼行性で主に早朝や夕暮れに活動し、群れで狩りに出かけますが、エサを探すのは単独です。 ただし、コブラなどの毒ヘビに対しては群れで狩ります。
一般的にマングース類は単独生活をしていますが、ガンビアマングースは複雑な社会構造の、10頭から40頭(平均20頭程)の血縁関係のある群れ(パック)をつくります。
群れのなかでは、良く鳴きあってコミュニケーションをとります。 鳥のさえずりのように聞こえる鳴き声で、狩り中に群れををまとめたり、大きく高い短声を発して危険を示したりします。
同じく群れをつくるミーアキャットなどの社会的マングース種は、群れで出産を許されているのは1匹の優位メスだけですが、ガンビアマングースは群れのほぼ全てのメスが出産できます。
そのうえ面白いことに、メスたちは一斉に交尾し、ほとんど同じ日に出産します。
群れをつくる他のマングース種と同様に、ほかの群れとの仲は非常に悪く攻撃的で、生存をかけた争いで死に至ることもしばしば有ります。 ただ、シママングースと同様にガンビアマングースも、メスが闘いの最中に、よその群れのオスと不倫しちゃうんですって……。
学名は現在Mungos gambianusですが、過去にはHerpestes gambianusと呼ばれていました。
ガンビアマングースの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
"Mongoose Species - All Mongoose Species Of The World(WILD Panthera)
ガンビアマングースの動画映像は見つかりませんでしたので、スライドショーをご紹介します。
内容は写真2枚と生息域だけで、12秒ほどです。
なお、元動画はマングース科全体の動画(スライドショー)で、マングース科の41種を一挙に紹介しています。
ガンビアマングースは31番目に12秒ほど紹介されています。
内容は全て生息域と食性、写真ワンショットぐらいですが、全種を一堂に会して見れるのは見ごたえがあります。
ガンビアマングースについての情報ページです。
情報はwikipadiaより少ないですが、wikipadiaにも無い実物の写真が一枚あります。
ガンビアマングースについてのWikipediaページです。(日本語版はありません。)
情報はガンビアマングースの特徴や生態などの基本だけですが、現状はこちらが一番詳しいです。
ガンビアマングースについて、日本語で唯一書かれているページです。
ただし情報は、分類とIUCNレッドリストカテゴリーくらいです。
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