Bernard DUPONT from FRANCE, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
コビトマングース(Common dwarf mongoose)は、エチオピアからアフリカの東部、南部にかけてのサバンナ地帯や、樹木がまばらに生えているような地域に生息している昼行性のマングースです。
寿命は飼育下で15年を超した記録がありますが、野生での寿命は8年程度と考えられています。
最小のマングースであり、体長は平均で20~25 cm程度しかありません。
体毛は灰褐色から暗褐色、赤褐色までと多様で、体は細長く、短い肢をしています。
口先はとがり気味で、耳は小型で丸みを帯びています。
強い社会性を持ち、12~15頭ほどで構成される群れで生活します。
一番優位なペアのみが交尾を許され、他の個体は自らは繁殖せず子供の世話を交代で行います。
かなり広い範囲をテリトリーとして、その中を群れで移動しながら生活していますが、神経質で警戒心も強いことから、あまり姿を見かけることはありません。
雑食で、ヘビ、トカゲ、ネズミなどの小動物や昆虫、卵、果物等を食べます。
「卵割り」をすることで有名で、卵を見つけると後ろ足のあいだから蹴り出して、岩などにぶつけて割って食べるんですって!
コビトマングースの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
卵を割って食べるコビトマングース (上野動物園)Dwarf Mongoose breaks eggs and eats(manyamou)
コビトマングースは「卵割り」をすることで有名で、卵を見つけると後ろ肢のあいだから蹴り出して、岩などにぶつけて割って食べます。 卵を蹴りケリっ! 割ったらウマウマ! かわいいっ!
Hilarious dwarf mongoose plays dead for hornbill!(WildEarth)
若いコビトマングース達が遊んでいると、ハシブトサイチョウが現れました。
好奇心旺盛なコビトマングースが突進して行き……なんと、目の前で死んだフリ!?
実は、死んだフリではなくサイチョウを「からかって遊んでる」そうです。(解説記事はこちら)
少しロングバージョンはこちら
アフリカに行って野生のコビトマングースに出会いたい!というあなたに。
どんな場所を探せば見つかるかを教えてくれます。
コビトマングースについて、その特徴や習性などがとても分かりやすく書かれています。
きれいな写真を多く使ってあり、解説も平易な言葉で書かれていますので、お子さんの学習にもおすすめです。
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