ベニンクシマンセ(flat-headed kusimanse)はベナン、カメルーン、ナイジェリアの固有種の小型マングースです。
中央アフリカに生息し、ベナン南部とナイジェリア南部からカメルーンを経由して中央アフリカ共和国とコンゴ共和国北西部にまで分布しています。
ベニンクシマンセは、熱帯雨林と河畔林を好み、西部の湿地や西海岸の森林に棲んでいますが、ニジェール川の三角州地帯にある畑など人間の居住地でも普通に見られます。(人間に懐いて、飼いならせるそうですよ!)
ベニンクシマンセの体長は30~45 cm、尻尾の長さは15~25 cmで、モジャモジャした毛皮は、暗褐色または黒で、細い体に短く先細りの尻尾を持っており、尻尾と肢は比較的短いです。 頭は長くて細く、小さくて丸い耳を持っています。
一般的にマングースはイタチに似た細長い体を持っていますが、ベニンクシマンセは、より短く丸みを帯びた体を持ち、オポッサムっぽくみえます。
ベニンクシマンセの生態はほとんど知られていません。
おそらく昼行性で、自分の縄張りを常にさまよっており、1 つの場所に長くとどまることはないと考えられています。
決められた巣穴を持ちませんが、倒れた丸太や密集した植生の下または中に、一時的な避難所を作ります。
ベニンクシマンセは、昆虫、地虫、カニ、小さなげっ歯類、小さな爬虫類、果物を食べます。
ベニンクシマンセの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
Flat-headed Kusimanse (Crossarchus platycephalus)(Congo Basin biodiversity)
ベニンクシマンセの動画は、ほぼ存在しませんが、これは野生のベニンクシマンセの希少な動画です。
モジャモジャした毛皮や、短めの尻尾、オポッサムっぽい体形が良くわかります。
ベニンクシマンセの画像は、ネット上にほとんど存在せずwikipediaにすらありませんが、このページでは多くの写真を見ることができます。 罠にかかって亡くなっている個体の写真もあるので、苦手な方は少し閲覧注意です。
ミシガン大学 動物学博物館の、ベニンクシマンセについてのデータベースです。
ベニンクシマンセの特徴や生態、習性などが、参考文献名と共に書かれており、現状もっとも詳しいページです。
ほとんど情報のない、ベニンクシマンセについての英語版wikipediaページです。
(現時点で日本語版はありません。)
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