Николай Усик / http://paradoxusik.livejournal.com/, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
クシマンセ(common kusimanse)は、別名long-nosed kusimanse、または、単にkusimanseと呼ばれる小型のマングースで、西アフリカに生息しますが、さまざまな国にペットとして輸出されています。
ガーナ、コートジボワール、リベリア、シエラレオネ、そしておそらくギニアの高い森林地帯と関連する河畔林に生息しており、他のマングースが居るような、乾燥したサバンナ、草原、および半乾燥した茂みといった、開けたところには生息しません。
クシマンセは、水辺を好み、水の近くの森林地帯、森林に戻りつつある古い農地の茂み、伐採された森林、プランテーションなどで餌を探します。
クシマンセの体長は、通常約33 cmで、体重は約1 kgです。
毛皮の色は、茶色、灰色、黄色が混在した暗褐色または赤褐色で、短い脚、先端に向かって先細になっている短くて比較的硬い尻尾、長い爪、小さな耳、小さくて暗い色の目、そして細長い鼻を持った、イタチのような形の体をしています。
クシマンセは、厳密な階層構造を持つ高度に社会的な、10~20頭以上の家族群を形成します。
互いに、さまざまな鳴き声で鳴きあってコミュニケーションをとります。
クシマンセは、昼行性で、遊牧民の様に自分の縄張りを常にさまよっており、1 つの場所に長くとどまらない傾向があります。
決められた巣穴を持ちませんが、倒れた丸太や密集した植生の下または中に、一時的な避難所を作ります。
縄張り意識がとても強くて、群れの縄張りを肛門の臭腺でマーキングし、侵入者に対して(たとえ自分たちより大きい相手でも!)激しく防御します。
クシマンセは、雑食ですが肉食性で、主に昆虫、幼虫、淡水カニ、小さな爬虫類、小さなげっ歯類を食べます。
さまざまな種類の果物や果実を少量食べることもわかっています。
小さな獲物に対しての優秀なハンターで、首の後ろを一噛みして一撃で獲物を殺します。
害虫を絶やすくらい狩るので、人間の近くに住んでいるクシマンセは、「天然殺虫剤」として益獣とみなされてます。
クシマンセは、野生でも飼育下でも、「遊び」をすることが知られています。
飼育下では、あくびやストレッチなどのリラックス行動もとります。
飼いならすのが容易で、ペットとしてよく飼われていますが、飼い主に凄く懐いてヤキモチ焼いちゃうので、他のペットと一緒には飼えないそうですよ。
クシマンセの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
Mongoose,common cusimanse/dwarf mongoose, törpemongúz Crossarchus obscurus at Paington zoo(Beautiful nature.Flowers,Landscapes &Cute Animals)
ペットで飼われている割には、動画があまりないクシマンセですが、こちらはペイントン動物園で撮影された、クシマンセの動画です。 もっさりした毛皮や、短めの尻尾、オポッサムっぽい体形が良くわかります。
クシマンセは、飼育下で、あくびやストレッチなどのリラックス行動をとることが知られています。
こちらは、あくびの瞬間をとらえた映像です。 かわいい~!!
クシマンセを飼っておられる「ぽたほく」さんのブログページです。
ピッピッと鳴きながら猫じゃらしで遊ぶクシマンセのビオラちゃんが、すごくカワイイ~!!
他にも、ぬいぐるみと遊ぶ動画などもあり、おすすめです。
クシマンセのビオラちゃんの記事集はこちら
ミシガン大学 動物学博物館の、クシマンセについてのデータベースです。
クシマンセの特徴や生態、習性などが、参考文献名と共に書かれており、現状もっとも詳しいページです。
※これらの機能は、検索ワードを入力するたびに内容が更新されます。