イリオモテヤマネコは沖縄県西表島にのみ生息するネコ科の動物です。
主な生息地は山麓から海岸にかけての低地部分です。主に夜行性で、特に日暮れ時や明け方に活発に動きます。
基本的に単独で行動しますが、決まった場所に行動圏(なわばりのようなもの)をもつ定住個体と、定住できない放浪個体がいます。若い個体は放浪し、なわばりが空くのを待っています。
西表島のような小さな島には、小型哺乳類が少ないなど餌資源の量も限られるため、イリオモテヤマネコはトカゲ、ヘビ、カエルやコオロギなどの昆虫、オオコウモリ、鳥類、テナガエビなどさまざまな動物を食べます。
イリオモテヤマネコの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
イリオモテヤマネコ(okinawastoryMediaLib)
沖縄県西表島にのみ生息イリオモテヤマネコが、森の中で活動している姿が撮影された動画です。
ナレーションのない動画ですので推測するしかありませんが、食糧となる獲物を探しているのか、イリオモテヤマネコが地面を鼻と口で懸命に捜索?している様子がわかります。
イリオモテヤマネコ【西表島定点観察】:Iriomote cat(琉球大学理学部)
こちらは琉球大学理学部の西表島定点観察で捉えられた、イリオモテヤマネコの映像です。
カメラの存在に気付いたようで、近づいてくる様子も確認できます。目が大きくてかわいいです。
西表野生生物保護センターの公式サイトです。
西表野生生物保護センターは、イリオモテヤマネコの保護活動の拠点として整備された施設です。
イリオモテヤマネコは、推定生息数約100頭(2008年調査結果)で減少傾向にあるようです。
西表野生生物保護センターは保護活動の一環として一般の方から寄せられた目撃情報を元に「イリオモテヤマネコ運転注意マップ」も作成しており、イリオモテヤマネコを交通事故から守っています。
星野リゾートのスタッフさんによる、イリオモテヤマネコを知る旅のご提案です。
沖縄旅行をご計画なら、たまにはこのような旅もいかがでしょうか。
現在イリオモテヤマネコは現在絶滅危惧種IA類に掲載されており、交通事故や、生息地の消失などが発生することで、今後さらにその数が減ることも懸念されています。
イリオモテヤマネコや西表島を知り、現在どのような保護活動が行われているかを知ることが、この希少種の生息数減少を食い止める第一歩かもしれません。
イリオモテヤマネコについて、より理解を深めたい方にお勧めの記事です。
伊澤雅子さん(琉球大学理学部)による記事です。
面積283㎢と小さな上、ネズミのいない西表島に長い年月にわたってイリオモテヤマネコが生存していることに、疑問を持った筆者がその疑問を解決すべく研究を進めます。
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