Lightmatter_snowleopard.jpg Photo by Aaron Logan / CC 表示 2.0
ユキヒョウは、ネコ科の中でも、最も標高の高いところでくらしている動物です。
北はロシアから南はネパールまでの、標高6,000メートル級の険しい山の岩場や草原・樹高の低い針葉樹林などに生息しています。
人が足を踏み入れることも困難な場所で生息しているため、発見することも至難の業であり、幻の動物と呼ばれています。
他のネコ科の動物と比べて研究が進んでおらず、その生態は未知の部分を多く残しています。
そのため、正確な生息数はわかりませんが、世界でおよそ3,000頭ほどではないかと言われています。
ユキヒョウの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
Snow Leopard Hunting | Planet Earth | BBC Earth (BBC Earth)
ヒマラヤの危険な岩場の斜面にくらす動物たち。肉食獣にとっても、狩りをするにも命がけの、厳しい環境です。
そんな中、子育て中のメスのユキヒョウが獲物を見つけ、追跡します。
ヒマラヤの崖の斜面を猛スピードで追うユキヒョウと逃げるシカ。見ごたえある動画です。
雪と戯れダイブするユキヒョウが美しすぎる(Mmovies21)
こちらは札幌市円山動物園で飼育されているユキヒョウです。
先程ご紹介した動画とは打って変わって、雪と戯れるユキヒョウがなんとも微笑ましい映像です。
ユキヒョウは、高地や寒冷地に適応した、もふもふの長い体毛で被われています。
足の裏も体毛で被われており、こちらは防寒の役割のほか、地面との接地面が大きくなることで雪の上でも滑りにくくなっています。こちらの動画では、その足の裏の様子もしっかり確認できますので、是非ご覧ください。
希少動物の繁殖研究を行う双子の姉・木下こづえさんと、コピーライターの双子の妹・木下さとみさん。
お二人は、それぞれの専門分野を活かし、ユキヒョウの保全活動に取り組んでいます。
保全活動をはじめた動機や、ユキヒョウが絶滅の危機に瀕している原因、そしてお二人の活動内容などをお話しされています。
お二人の話を通して、ユキヒョウのみならず、私たちが自然や野生動物のためにできること、また、彼らの生息地を奪ってきてしまったことなど、いろいろ考える機会を与えてくれる、読み応えのある記事です。
日本では現在、9つの動物園でユキヒョウに会うことができます。
こづえさんは「動物園の動物は、都市と野生とをつなぐ『親善大使』。」と、お話しされています。
是非、動物園に足を運び、生のユキヒョウに会い、動物の気配や臭いなど、五感で感じてみませんか?
はるか標高6,000メートル級の山々に棲むこの野生のネコを、もっと身近に感じられるかもしれません。
ユキヒョウの一見してわかる特徴と言えば、その体毛の色ではないでしょうか?
一般的なヒョウの体毛は黄色や褐色系が多いですが、ユキヒョウは、白やグレー、ベージュがベースの毛色となっています。
これは生息環境である山岳地帯に合わせ、進化したと思われます。
そのほか、しっぽや毛が長い理由や、あしが短い理由は?
こちらのページでは、そんなユキヒョウの謎に迫ります。
動画でもご紹介しました、札幌市円山動物園のユキヒョウの紹介ページです。札幌市円山動物園では1987年に、初めて飼育下繁殖に成功しています。
こちらのページでは、ユキヒョウの生態や分布、食性、寿命など紹介されています。
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