Hollingsworth, John and Karen, retouched by Zwoenitzer, Public domain, via Wikimedia Commons
トラは、中央アジア、イラン、インド、中国、スマトラ、インドシナ、ジャワなど、広範囲に分布するネコ科の動物です。
トラは、同じヒョウ属のライオンとともに、ネコ科の中で最も大型であり、猛獣を代表する動物です。
トラとライオンはどちらも人気も高く、共通点も見られますが、それぞれ違う点もあります。
たとえば、ライオンがサバンナなどの開けた場所で生息しているのに対し、トラは熱帯雨林や針葉樹林、乾燥林、マングローブの湿原などを好んでくらします。
また、狩りのスタイルも違います。ライオンは群れで狩りを行いますが、トラは単独で狩りをします。
トラは、獲物の近くまで忍び寄り、突然飛び掛って襲い、肉食獣最大と言われる7センチもの牙で喉に食らいついたり、10センチの鋭い爪を持つ手で叩いて骨を砕いたりします。
トラはきわめて力が強く、自分より大きい相手でも倒すことができます。
人間の男性13人ががかりで動かせない、770キロのガウルの死体を10メートル以上引きずったという報告もあります。
トラの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
【FULL】インドとトラと未来と (声:新田恵海) | ナショジオ(ナショナル ジオグラフィック TV)
現在トラは、生息地である森林の破壊や密猟などにより、生息数が減少しており、国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価でも、絶滅危惧種として指定されています。
世界のトラの60%が生息するインドでは、20年以上、トラを保護するために国をあげて活動を行ってきました。
その活動により、トラたちの未来を救えるのでしょうか…。
「ラブライブ!」(高坂穂乃果役) などで知られる声優・新田恵海さんのナレーションでおくる、長編ドキュメンタリーです。
トラの支配と服従 | ナショジオ(ナショナル ジオグラフィック TV)
3歳を迎えた若いトラ。
トラは、生き抜くために自分の縄張りをつくり、獲物を捕まえなければなりません。
この若いトラは、縄張りにもってこいの場所を見つけました。
しかし、そこには既に縄張りの主がいました。縄張りの主は、負け知らずのトラ。若いトラより格上の相手と言えます。
それでも若いトラはその縄張りを奪うべく、果敢にも戦いに挑みますが…。
トラの生態や習性、体の特徴、生息地などの情報がわかりやすく掲載されています。
また、トラには、いくつかの亜種が知られています。
その中でからトラの中で一番体の大きな「アムールトラ(シベリアトラ)」、頭数が一番多い「ベンガルトラ」の紹介なども掲載されています。
トラはアジア大陸にいるネコ科最大の動物で、古来より、アジアの人々から強さの象徴として親しまれてきました。
トラは現在、絶滅の危機に瀕している動物のひとつです。
こちらのサイトでは、トラの世界各地での分布域や生息数、その地域での課題、保護に向けた取り組みなどをとても詳しく紹介されています。
トラを絶滅の危機に陥れた原因は様々ですが、実は、日本にもその一因があったのです。
私たちがトラの置かれている現状を知ることが、トラを救うための第一歩なのかもしれません。
トラの生態や習性、分布や生息地など、トラについて詳しく紹介されています。
※これらの機能は、検索ワードを入力するたびに内容が更新されます。