Kevin Pluck, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
ライオンは、アフリカのサバンナに生息する、ネコ科の動物です。(わずかにインドにも生息)
「百獣の王」と呼ばれ、最も強い動物であるイメージがあるライオンですが、実はそれほど強いわけではないのです。
ライオンの狩りの成功率は約25%ほどと低く、サイやカバに負けてしまうこともあるそうです。
逆に獲物をハイエナが横取りされてしまうこともあります。狩りに失敗した時などは絶食することもあります。
狩りをするのはもっぱらメスの仕事で、オスはほどんど狩りをしません。
メスは、1匹で獲物を倒すのではなく、グループを作って狩りをします。
しかし、からだの大きな獲物にメスのライオンたちが苦戦していると、オスが加勢し、獲物を仕留めることもあります。
このように、圧倒的な強さはないと言えども、時に協力し合い、過酷な生存競争の中で懸命に生きているライオンは、やはり「百獣の王」と呼ぶに相応しい動物なのかもしれません。
ライオンの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
ライオン・ダイナスティ (声:林原めぐみ) | ナショジオ(ナショナル ジオグラフィック TV)
タンザニアのルアハ国立公園を舞台に、ライオンの群れを率いる1頭のメスライオン「ダイナスティ」を、子供時代から10年以上かけて撮影したドキュメンタリー。
幼いメスが成長し、やがて群れの女王となる過程を、雄大な自然を背景に圧倒的なスケールで描きます。
「新世紀エヴァンゲリオン」(綾波レイ役) などで知られる、声優・林原めぐみさんのナレーションも心地よい、素晴らしい作品です。
チーターの俊足とライオンの秘策 | ナショジオ(ナショナル ジオグラフィック TV)
東アフリカのマサイマラ。
子育てのため、群れを離れたメスライオンが、獲物に狙いを定めました。
その獲物とは、同じネコ科のチーターです。
メスライオンVS俊足のチーター。戦いの行方は如何に?
子ども守り育てるメスライオンと、群れの仲間を想うチーター。
ネコ科好きにとっては、ネコ科同士の戦いに切ない気持ちになりますが、ぜひおすすめしたい一本です。
地球上で類いまれなるキングとして、有史以前から人間や野生動物たちに一目置かれてきたライオン。
自分よりも大型の獲物を倒すことのできる力、黄金色の立派なたてがみ、野太い咆哮、連係プレーで狩りを行う高い知能…。
過酷なサバンナを生き抜く、気高いライオンの姿が、動物写真家の前川貴行さんによる画像と文章によって生き生きと描かれます。
オスライオンの象徴的な特徴である、たてがみ。
オスのみがたてがみを持つ理由は、オスの「テストステロン」という男性ホルモンが影響しているから。
そして、多くの戦いを生き抜いたオス=強いオスほど、長く、黒く、濃いたてがみになります。
それゆえ、立派なたてがみを持つオスほど、その強さを敵に示すことができるため、オスライオン同士の無意味な争いをさけるという役割があります。
そしてもう一つの役割とは?続きはこちらのページでご確認ください。
そのほか、ホワイトライオンに関する情報も掲載されています。
ライオンの生態や習性、分布や生息地など、ライオンについて詳しく紹介されたページです。
ライオンの狩りの方法も、詳細に解説されています。
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