(c)"Programa de Conservación Ex-situ del Lince Ibérico www.lynxexsitu.es", CC BY 3.0 ES, via Wikimedia Commons
スペインオオヤマネコはスペイン南西部、ポルトガルに分布するネコ科の動物です。イベリアオオヤマネコとも呼ばれています。
標高1,600メートル以下にある、硬葉樹からなる低木林に生息します。
主にアナウサギを食べますが、アナウサギがいない場合は、齧歯類やシカなどの幼獣・カモなども食べます。
視覚が発達しているため、遠くから獲物を発見することができます。3~4メートルの距離まで獲物に接近してから、喉に噛みついて捕えることができます。
スペインオオヤマネコの魅力をもっと知ることができる、おすすめの動画やWEBサイトを厳選しました。
How this Wild Cat is Coming Back from Extinction(Terra Mater)
独特の景観、極端な気候が特徴であるスペイン南部。ここがスペインオオヤマネコ(イベリアオオヤマネコ)の生息地です。
このオオヤマネコは、ヨーロッパに生息する同じオオヤマネコ属の仲間より小さく、野生のウサギを狩ることによってほぼ独占的に生き残るように進化しました。
しかし、この変化のない食生活が、20世紀にスペインオオヤマネコを絶滅の危機に瀕させた原因となったのです。
なぜスペインオオヤマネコの生息数が目覚ましい回復を遂げることができたのか、そして、絶滅危惧種が今もなお直面している脅威を紹介します。
Iberian lynx returns to the wild(The WWFEU European Policy Office)
スペインオオヤマネコの保護活動の一環として、首に発信器を付けられたスペインオオヤマネコが放たれる瞬間です。スペインオオヤマネコは2002年には、イベリア半島の地中海沿岸に生息する個体数は100匹以下でしたが、その後、10倍に増え、2022年現在は少なくとも1100匹がスペインとポルトガルに生息していると言われています。
スペインオオヤマネコ生息数の復活には、どのような作戦が行われたのかを紹介したページです。
このイベリアオオヤマネコのように、他の絶滅の脅威にされされている野生動物の復活も願ってやみません。
こちらのサイトではヨーロッパオオヤマネコとスペインオオヤマネコの生態、体の特徴、繁殖などについて解説されています。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、スペインオオヤマネコの分布や生息地や食べ物など、詳しい情報が掲載されています。
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